殊更に
皆さんは「殊更に」という言葉をご存知でしょうか。
あまり見慣れない方にとっては「ことさらに」と読むこともピンとこないでしょうか。
「殊更」という言葉に、助詞「に」をつけた言葉で、形容動詞としての使い方と副詞としての使い方があります。
「に」をつけず「殊更」という形であっても、ほぼ同じように使うことができます。
殊更にの意味とは
殊更にとは「わざと。故意に。」「とりわけ。特別に。格別に。」という意味です。
読み方は「ことさらに」です。
「殊」という漢字は音読みが「しゅ」、訓読みが「こと」です。
意味は「ことに。とりわけ。」です。
「更」は音読みが「こう」で訓読みは「さら」「ふ・かす」「ふ・ける」などです。
意味は「変える。変わる。改める。」「さらに。その上。」「深まる。夜がふける。」です。
「殊更に」の場合は、「さらに。その上。」という意味で使われています。
「殊」も「更」も、「より上位のもの」という意味を持つ漢字という解釈ができます。
つまり「殊更」とは、似た意味を持つ漢字を重ねて意味を強めた熟語なのです。
「殊更」の類義語として「格段」「格別」などがあります。
「格段」の読み方は「かくだん」で、意味は「物事の程度の差が甚だしいこと」「物事の程度が普通を越えていること」です。
「格別」は「かくべつ」と読み、「普通とは程度の甚だしく違うさま。普通とは違う、別の扱いがなされるさま。」という意味の言葉です。
殊更にの意味とは
- 同僚は、このトラブルはあの人のせいだと殊更に強調した。
- 同じ観光地でも一人で来るより家族と一緒に訪れる方が殊更に楽しい。