油を売る
「油を売る」という言葉について解説します。
みなさんも「どこで油を売ってたの?」「油を売るひまがあるなら…」というような会話を一度は聞いたことがあると思います。
意味もその会話のシチュエーションによってなんとなく分かっている方がほとんどだと思いますが、改めて調べたりしたことがある方は少ないのではないでしょうか。
ここでは「油を売る」という言葉の意味や使い方、さらには語源も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
油を売るの意味とは
油を売るとは「仕事を怠けること」「無駄話をして時間を無駄にしている」という意味の言葉となっています。
どこで油を売っていたの?と聞かれた場合は「どこでさぼってたの?」といった意味になります。
仕事中は別として、日常生活で使われる場合は真剣な注意というよりは柔らかいニュアンスで使われることが多いのではないでしょうか。
油を売るの語源
なぜ怠けることを「油を売る」という言うようになったのでしょうか。
それは江戸時代の整髪用の油を売っていた油売りからきていると言われています。
油は水とは違い、何かに移す時になかなか切れないのはご存知でしょうか。
油の入った桶からお客さんのマスに入れる際に、油の雫が切れるまで油売りがお客さんと世間話などをしていた様子がまるで怠けているように見えたことから転じた言葉となっています。

油を売るを使った文章・例文
- 子供の頃、油を売っている暇があるなら手を動かしなさい。とよく叱られたもんだった。
- 油を売っているように見えて実は、雑談から企画のヒントを得ていたりもする。