てにおは
「てにおは」という言葉は、上司や先輩などから文章を直された時に「てにおはがおかしい」などと言われて知った人も多いかもしれません。
ビジネスの場面では使われる機会が多い言葉ですね。
「てにおは」はよく使われる言葉ながら、その由来などはあまり知られていない現実があります。
この機会に意味や語源を知って、正しく使いたいですね。
この記事では「てにおは」の意味などを紹介します。

てにおはの意味とは
「てにおは(てにをは)」とは「日本語で使われる助詞」のことを意味します。
助詞には「て」「に」「を」「は」以外にも「も」「が」など様々な助詞が存在しますが、それらを総称して「てにおは」と言います。
これだけ聞くと意味がわかりにくく、会社で上司に「てにおはがなっていない!」などと言われた時に、「てにおは」って何のことだろうと感じた人もいるかもしれませんね。
そもそも、なぜ「てにおは」と呼ばれるようになったかというと、漢文を読む際に漢字の四隅に振る「ヲコト点」がもとになっていると言われています。
ヲコト点を左下から時計回りに読むと「てにおは」と読めることから、このように呼ばれるようになったようです。
ちなみに、「てにおは」があるのは日本語だけで外国語にはありません。
日本語特有の表現であって、これが日本語を難しくしているとも言われていますよ。
同じ文章でも「てにおは」が変わるだけでまるっきり意味が変わるので、その変化の仕方を理解するのは母国語として使っていないとなかなか難しいです。