ハイカラ
「ハイカラ」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉を聞いて「ハイカラさんが通る」という漫画、もしくは南野陽子主演の映画を思い出す方も多いかもしれませんね。
また、ハイボールと唐揚げのことでしょ?と思う方もいるかもしれません。
では、いったいどういう意味なのでしょうか?
今回は、そんな謎の言葉「ハイカラ」について、意味や使い方を解説します。

ハイカラの意味とは
「ハイカラ」とは、西洋風の服装や振る舞いをすること、また流行を追ったり目新しいものを好むこと、そのさまや人のこと、という意味の言葉です。
この言葉ができたのは明治時代、文明開化華やかなりし頃のことです。
当時、西洋好みの政治家などが、丈の高い襟(high-collar・ハイカラー)を着用していたことを、西洋かぶれと揶揄する言葉として生まれました。
その後、この言葉が流行し、広く使われるようになるにつれて、オシャレな人や流行に敏感な人を指す言葉として定着していきました。
現代では、明治ハイカラ・大正ロマン・昭和レトロというように、明治時代のカルチャーをひとことで表現する言葉として使われるようになりました。
上記のハイカラに引っ掛けて、2017年に酒造メーカー・サントリーが、ハイボール&唐揚げで「ハイカラおいしいんだから」とうたったウイスキーのCMが大ヒットしました。
ハイカラの使い方・例文
1.明治ハイカラを意識するなら、卒業式の袴のときの髪型は、ハーフアップにでっかいリボンをつけなくちゃ。
2.大正生まれの祖母は、わたしがお洒落をすると「ハイカラな格好してどこ行くの?」などと聞いてくるのだった。