私刑
皆さんは「私刑」という言葉をご存知でしょうか。
「しけい」と読むことも、意味もなんとなくお分かりでしょう。
暴力によるものをイメージするかもしれませんが、近年ではインターネットを使った「私刑」が問題を呼んでいるのです。
今回は「私刑」という言葉について詳しく解説します。

私刑の意味とは
私刑とは「法律が定めた刑罰に関係なく、個人あるいは集団で行われる私的な制裁行為」という意味です。
読み方は「しけい」です。
昨今問題になっているのは、SNSを中心にインターネットを通して行われる「特定行為」です。
誰かが何か悪いことをしたと思われるという報道が行われると、それがどこの誰で職場や学校はどこか、出身校はどこかなどの個人情報が特定され、インターネット上に晒されることになるのです。
こうした行為を行う人たちは「特定班」と呼ばれます。
しかし「特定班」が晒す情報は必ずしも正しいとは限らず、無関係の人や企業が迷惑を被ったりすることもあります。
そもそも悪人だからといって個人情報を晒されていいわけではなく、プライバシーの侵害であることは明白です。
また、コロナウイルスが流行した時期には多くの店舗が営業を自粛する中、「自粛警察」と呼ばれる人たちの行為も問題になっています。
「自粛警察」は休まず営業している店舗に対して「コロナ流行中に休まないとは何事だ」という内容の張り紙をするなどの嫌がらせを行いました。
この行為も当然法を無視した「私刑」であり、逆に威力業務妨害に問われる可能性があります。
私刑の使い方・例文
- SNSで私刑に走る人の心理には、ストレスの解消という一面がある。
- 知人が不良グループの私刑に逢って、怪我をしたらしい。