語彙
読み方の難しい言葉として「語彙」という漢字が存在します。
みなさんは「語彙が豊富な人」という言葉の意味や読み方をご存知でしょうか。
ネットなどではこの言葉を自身に向けて使わざる得ない状況に陥っている人も多く見られます。
読み方が分からず、かといって調べようにも漢字が難しいせいで調べられずにいる方も多いのではないでしょうか。意味についても、「語彙力」という形でしか使わず、原型の「語彙」の意味を正確に理解している人も少ないのではないでしょうか。
この機会にどちらもしっかり理解しておきましょう。
語彙の意味・読み方とは
語彙とは、「ある一つの言語の、あるいはその中の特定の範囲における単語の総体」という意味です。
特定の範囲とありますので、「日本語の語彙」ならば「全ての日本語」となり、「スポーツの語彙」ならば「スポーツで使う全ての言葉」となり、特定の人の語彙であれば、「その人が知っている・使える言葉」という意味になります。つまり、「語彙が豊富な人」とは「日本語表現が豊かな人」という意味です。
英語では「vocabulary(ボキャブラリー)」となり、この言葉を使った番組などもあったことから、英語の方が馴染みが深く、分かりやすい方も多いのではないでしょうか。
語彙の読み方
読み方は「ごい」です。
「彙」の字が難しいため検索できず、雰囲気のまま読んだ結果、「ごじょう」、「ごへい」、「ごびょう」など様々な読み間違いを生んでしまうようです。中でも「ごじょう」と間違えている人が多いようで、そのことがネットなどで話題となったこともありました。
「語彙(ごい)が~」とするより、「ボキャブラリーが~」とする方が圧倒的に伝わりやすいため、読み方が分からないままという人が多いのかもしれません。
語彙の類語
また語彙には「ある範囲の言葉をまとめた書物」という意味もあることから、
・辞書(じしょ)
・百科事典(ひゃっかじてん)
などが意味の似ている言葉に挙げられます。
語彙を使った文章・使い方
〈例文〉
- 日本語の語彙は英語に比べてとても多い。
- 彼女の日本語表現には毎度驚かされる。豊かな語彙を持っている証拠だ。
- 語彙力が足りずにその映画を見た感動を上手く表現できなかった。