「凡夫」とは?意味や使い方を解説します!

「凡夫」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「凡夫」について解説します。

目次

  1. 凡夫
  2. 凡夫の意味とは
  3. 凡夫の使い方・例文

凡夫

皆さんは「凡夫」という言葉をご存知でしょうか。

あまり日常的に使われる言葉ではありませんが、読み方や意味などを覚えておきましょう。

今回は「凡夫」という言葉について詳しく解説します。

凡夫の意味とは

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凡夫とは「平凡な人。愚かな一般人。」「無学な人。教養や品位の無い人。」という意味です。
読み方は「ぼんぷ」ですが、古い読み方では「ぼんぶ」とも読みます。

同じ意味の言葉に「凡人」があります。
「夫」という漢字が使われていますが、男性のみならず、女性に対しても使うことができる言葉です。

他人に対して使うと貶し言葉になってしまうので、注意が必要です。
逆に自分を指して使う場合は、「平凡な私ごときが」という謙遜の表現になります。

元は仏教用語であり、「まだ仏教の道理を理解していない者」「愚かな煩悩を捨てきれていない者」を指す言葉で、「異生(いしょう)」ともいいます。
平家物語の第一巻の6「祇王」には「仏も昔はぼんぷなり、我らも終(つひ)には仏なり」という文章があります。これは「仏も昔は平凡な人間であり、我々凡人も最後は仏に至るのだ」という意味です。
仏教用語における「凡夫」は決して人を馬鹿にした言葉ではなく、あくまでもまだ悟りに至ることができない状態の人を指すものなのです。

凡夫の使い方・例文

  1. 私のような凡夫の身で、このような華やかな舞台に立たせていただくことができて光栄です。
  2. 彼のような凡夫に政治を任せてしまったことが、その国の未来を決定することになった。

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