喉元過ぎれば熱さを忘れる
「喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)」ということわざの意味について解説します。
大変な思いや経験をしたのにもう忘れてしまった時などに使われる「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
喉元過ぎれば熱さを忘れるの意味とは
喉元過ぎれば熱さを忘れるの意味は「苦しい経験であっても過ぎ去ってしまえば、その苦しさを忘れてしまう様」「苦しい際に受けた恩でさえも、楽になれば忘れてしまう様」となります。
読み方は「のどもとすぎればあつさをわすれる」です。
熱いものも、飲み込んでしまえば熱さをすぐ忘れるということです。
苦い経験や受けた恩をすぐ忘れてしまうのは困ります。
忘れてしまわないようにする対策の一つに、徳川家康の執った行動をお手本とするのも良いと思います。
負け戦で逃げて帰った直後の自らの姿を絵に描かせ、戒めとしたとあります。
喉元過ぎれば熱さを忘れるの類語・反対語
<類語>
「病治りて医師忘る」「病治りて薬師忘る」「暑さ忘れて影忘る」
「雨晴れて笠を忘る」「魚を得て筌を忘る」「難産色に懲りず」
<英語>
「The danger past and God forgotten」
「Vows made in storms are forgotten in calms」
<反対語>
「羹に懲りて膾を吹く」
喉元過ぎれば熱さを忘れるを使った文章・例文
<例文>
- 彼はとても苦しんでいるように見えたから助けてあげたが、喉元過ぎれば熱さを忘れるで挨拶すらしないよ。
- 深酒してしまって翌日ひどい目にあっからもうお酒は程々にと思っていたのに、喉元過ぎれば熱さを忘れるでまた同じ事をしてしまった。