二足のわらじ
「二足のわらじ」という言葉は、日常的によく聞く慣用句ですね。
元々は「二足の草鞋を履く」ということわざが元になっています。
「二足のわらじ」は普段の会話で聞く機会があるのはもちろん、ビジネスの現場でも使われることがあるので正しい意味を知っておきたいですね。
この記事では「二足のわらじ」の意味や使い方などを解説します。

二足のわらじの意味とは
「二足のわらじ」の意味は「異なる性質を持つ2つの仕事を兼業すること」です。
元となった「二足の草鞋を履く」ということわざは、ばくち打ちが別のばくち打ちを取り締まる仕事を兼ねていたことから生まれています。
一人の人間が二足の草鞋を履くことはできないので、両立しないものをやる様を表現する言葉として使われるようになりました。
最近では「二足のわらじ」というと、サラリーマンとスポーツ選手など意外性のある組み合わせに対してポジティブに使われるケースが多いですね。
反対に悪い意味で使われることもあります。両方の仕事が中途半端になることを指して「二足のわらじ」を使う場合がその一例です。
良い意味か悪い意味かは文脈によって変わる言葉です。
二足のわらじの使い方・例文
- 彼は小説家と会社員の二足のわらじで頑張っているが、そろそろ体力的に限界を迎えそうだ。
- スポーツ選手と会社員の二足のわらじで10年間生活してきたが、どちらも中途半端になってしまっている現状がある。
- 二足のわらじを成功させるためには、時間の管理やモチベーションの維持をできるのが必須だろう。