馬鹿の一つ覚え
「馬鹿の一つ覚え」という言葉があります。
ニュースや漫画・映画など、様々な場面でよく用いられる言葉ではありますが、物分かりが悪いことや、続けて同じミスをすることを指していることがほとんどです。しかし、そうした使い方、実は少し意味合いが異なるのをご存知でしょうか。
「馬鹿」という過激な言葉が用いられ、「愚か者」という意味合いを持っているため、トラブルにならないためにも意味をしっかりと理解しておきたい言葉です。
ここではそんな「馬鹿の一つ覚え」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
馬鹿の一つ覚えの意味とは
馬鹿の一つ覚えとは「覚えた一つのことをどんな状況でも繰り返し行うこと」を意味します。
同じことを何度も繰り返すことを指し、覚えたてのことや、自分が得意なことをいかなる状況でも繰り返し行う者のことを指します。
主に失敗をする場合など、ネガティブなことに対して用いられますが、同じことを繰り返しながらも成功している場合であっても、馬鹿の一つ覚えが当たります。このため、同じミスや失敗をしていることを指して用いるのは誤用になます。
類語には、「暗証の禅師(あんしょうのぜんじ)」や「門徒物知らず」などが挙げられます。
馬鹿の一つ覚えを使った文章・例文
- 馬鹿の一つ覚えみたいで癪だが、自分にはそうするしか方法がない。
- いつも同じ対処法を取っていると思ったが、まさか馬鹿の一つ覚えしかできない上司だとは思わなかった。
- 馬鹿の一つ覚えしかできない愚か者では、より上のレベルに行くことはできない。