回文
「回文(かいぶん)」という言葉の意味について解説します。
言葉遊びとして、前から読んでも後ろから読んでも同じ読み方になる文を考えてなどと言って、遊んだ経験がありませんか。
「回文」という言葉で覚えていなくても、その意味だけは知っているという方もいると思います。
この機会に意味を理解してみましょう。
回文の意味とは
回文とは「上から読んでも下から読んでも同じ読み方で、文の意味が同じもの」「複数人に順番に通達し、広める手紙や通知」という意味になります。
読み方は「かいぶん」です。
逆さ言葉という言い方も出来ます。
短い単語では、それ自体回文になっているのもあります。
西暦79年のヘルクラネウムという古代ローマの街の遺跡に「Sator Arepo Tenet Opera Rotas」という回文が刻まれていたのですから、かなり古くから、世界中で面白い言葉遊びとして親しまれ、長きに渡って伝えられてきているということです。
日本でも、短いもので「竹藪焼けた」「縄の罠」「良き月夜」「確かに貸した」などがあります。長いものでは、室町時代の作者不詳の歌「長き夜の 遠の眠りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな」があります。
英語では「palindrome」と言います。
音楽の世界でも回文がありますが、楽譜を回文するハイドンの才能を感じることが出来ます。
回文を使った文章・例文
<例文>
- 地名を必ず入れて、10文字以上の回文を作ってみましょう。
- 面白い言葉遊びがあるのと誘われて始めたら、回文作りが楽しくなった。