執着
「執着(しゅうちゃく)」という言葉について解説します。
〇〇に執着する、執着心という風に使われ、度々目にすることのある言葉だと思います。
良い意味でも悪い意味でも使われることがありますが、文脈からなんとなく意味が分かるのできちんと意味を調べたことがある方は多くないのではないでしょうか。
読み方が2通りあることを知っている方となると、さらに少ないかもしれません。
ここではそんな執着という言葉の意味を、依存との違いなども踏まえながら紹介するので、きちんと整理して理解してみましょう。
執着の意味とは
執着の読み方は「しゅうちゃく」または「しゅうじゃく」と読みます。一般的には「しゅうちゃく」と読むことが多いですが「しゅうじゃく」と読んでも間違いではないので注意してください。
執着の意味は「あることに心をとらわれて、そこから離れられないこと」となります。
金に執着する。と言えば守銭奴のように悪い意味ととられますが、研究への執着心が凄い。と言えばこだわりを持ってやり抜こうとしているような良い意味にもとらえることができる言葉なので、使う際には注意しましょう。
執着と依存の違い
よく恋愛などの話で同じような意味で並べて使われる執着と依存の二つの言葉ですが、実は全く違う意味なので整理してみましょう。
依存とは「他に頼って存在、生活すること」という意味なので、執着という言葉とは違いそれがないと存在ができない状態となります。
執着は一つのことに心をとらわれることなので、執着するものごとに頼っているわけではありませんので気をつけて使い分けてください。
執着の使い方・例文
- 他のことは気にしないのに、金に対する執着だけは凄まじい。
- あの刑事の犯人に対する執着心にはなにか異様なものを感じる。