「酔生夢死」とは?意味や由来を解説!

「酔生夢死」という熟語を一度は耳にしたことがあると思います。覚えておくととても便利な言葉です。今回は「酔生夢死」の意味・使い方・例文などを紹介します。

目次

  1. 酔生夢死
  2. 酔生夢死とは
  3. 酔生夢死の由来
  4. 酔生夢死の使い方・例文

酔生夢死

酔生夢死(すいせいむし)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
普段あまり使わない四字熟語なので、見かけても意味が分からないという方が多いと思います。

今回はこの酔生夢死の意味と由来、読み方や類語、使い方をご紹介しますので、この機会に覚えて使ってみてください。

酔生夢死とは

この四字熟語の読み方は「すいせいむし」です。何となくカッコイイ響きがありますね。

しかし意味を見てみると、「ぼんやりと夢を見ているような、または酒に酔ったような状態で日々を過ごし、特別に何かを成し遂げることもなくそのまま一生を終えること」とあり、全然かっこよくありません。

私たちの日々の生活をふと見直してみると、案外この四字熟語が当てはまる方も多いかもしれません。目標ややる気が特に起きず、毎日をただ無気力に生きているといわれる現代の若者はまさにこれですね。

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酔生夢死の由来

酔生夢死の由来は「程子語録」という書物にあります。中国の儒学者、程顥(ていこう)の論語の中の一節に「酔生夢死」という言葉が出てきます。

酔生夢死の類語

酔生夢死と似た意味を持つほかの言葉に

  • 飽食終日
  • 無為徒食
  • 走尸行肉
などがあります。
「飽食終日」は一日中食べることばかりで他に何もせずに一日が終わるという意味で「無為徒食」も同じように働かず食べるだけの役に立たないひとを表します。「走尸行肉」とは、生きていてもなんの役にも立たない人のことを指していう言葉です。

酔生夢死の使い方・例文

酔生夢死を使った例文をご紹介します。
1.何か目的をもって日々を過ごさないといけないよ。酔生夢死というように、ぼーっとしていたら何も成し遂げないまま人生が終わってしまうよ。
2.彼が酔生夢死から抜け出したきっかけはなんだったのだろう。

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