仕草
「仕草(しぐさ)」という言葉の意味について解説します。
「なにげない仕草が可愛い」などと言ったり、少し前まではよく使っていた言葉です。
最近では、この「仕草」という言葉を使って表現することが少なくなってきましたが、意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
仕草の意味とは
仕草とは「何かをする時の動作や身のこなし」「舞台上での俳優の動作や表情」という意味になります。
読み方は「しぐさ」です。
「仕種」とも書きます。
その人の性格や育ってきた環境によっても、「仕草」に違いが現れます。日本舞踊を習ってきてれば、自然と奥ゆかしい所作が身についていますから、相応の仕草をします。
また、武道を習っていれば、折目正しいきびきびとした仕草となって現れます。
仕草と行動の違いとは
「仕草」はなにげなく自分が意図しなくても自然にやる身体の動き。立ち居振舞いということです。
「行動」はあることを目的として、実際に身体を動かすことです。
この「仕草」と「行動」の違いは、無意識か意識的かの心理面の違いが作用してるということです。
なにげない動きと意図した動きの違いになるのでしょう。
仕草の語源
<語源>
「仕」は「する」の連用形で「し」の当て字です。
「くさ(種)」は「物事が生じるもとになるもの。種類。」という意味で、草よりは種のほうの意味を用いたのでしょう。
<類語>
「立ち居振舞い」「作法」「所作」「身振り」
仕草を使った文章・例文
<使い方・例文>
- 彼女のさりげなく髪の毛をかき上げる仕草は、とても美しい。