「格好の餌食」とは?意味や使い方を解説!

「格好の餌食」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「格好の餌食」について解説します。

目次

  1. 格好の餌食
  2. 格好の餌食の意味とは
  3. 格好の餌食の使い方・例文

格好の餌食

格好の餌食(かっこうのえじき)」という言葉をご存知でしょうか?

「マスコミの格好の餌食」や「バッシングの格好の餌食」などといった使われ方をしますね。

今回は「格好の餌食」について解説します。

格好の餌食の意味とは

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「格好の餌食(かっこうのえじき)」とは「批判や非難をするのにちょうどいい対象、標的」のことです。

「格好」というのは当て字で、本来は「恰好の餌食」と書きます。読み方はそのまま「かっこうのえじき」です。

「恰好」とは、外から見た形・外見、または見栄えのことです。「恰」という漢字には、「あたかも、ちょうど」という意味があり、「好」は「良い、好ましい」という漢字です。組み合わせて「ちょうどいい感じ」を表す言葉となりました。

「餌食」とは、動物の捕食対象、つまり餌(えさ)のことです。転じて、他者の欲望や利益のために犠牲になるもののことを指します。

「格好の餌食・恰好の餌食」をそのままの意味で捉えると「欲望のために食い物にするのにちょうどいい対象」ということになりますね。または、「格好の的」などともいわれますが、こちらも同じ意味となります。
どちらも、攻撃の標的となるターゲットのことを指す言葉です。

最近ではSNSなどインターネットの発展により、情報がすぐに拡散され、標的となる対象を叩いたり、炎上したりと「格好の餌食」に事欠かない時代となりました。

「格好の餌食」の類語

「格好の的」の他にも、「格好の餌食」と似た意味を持つ言葉を以下に挙げます。

・生贄の羊(いけにえのひつじ)
・都合のいい(つごうのいい)
・鴨ネギ(かもねぎ)
・詐欺師の好餌(さぎしのこうじ) など。

格好の餌食の使い方・例文

1.清純派女優の不倫ネタは、マスコミの格好の餌食だ。
2.資産家の老人は詐欺の格好の餌食となるため、注意喚起が必要だ。

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