「留保」とは?意味や使い方を解説!

法律用語の中に「留保」という言葉があります。一見すると「保留」を逆さにしただけで、同じ意味かと思ってしまうかもしれませんが、少し違います。この記事ではそんな「留保」の意味を詳しく紹介すると共に、「保留」との違いも合わせて解説していきます。

目次

  1. 留保
  2. 留保の意味とは
  3. 「留保」と「保留」の違い
  4. 留保を使った文章・使い方

留保

留保」という言葉の意味をご存知でしょうか。
「権利を留保する」や「留保付き」というように、主に法律に関係する場面で使われる言葉ですが、先延ばしにするというニュアンスはなんとなく伝わってきても、具体的にどういう意味なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな「留保」という言葉の意味を紹介していくと共に、「留保」よりも馴染みのあるであろう「保留」との違いも解説していきます。

留保の意味とは

留保とは、「一時的に決定を差し控える」ことを意味し、主に国際法の制度にある、「国がある条約を受諾する際、条約内の特定の規定に対して、自国では適用しない旨を意思表示すること」を表すときに用いられます。
つまり、「承諾はするけど、この部分だけはちょっと待って」ということです。

宗教上の理由など、国内の事情と合わないときに、一定の条件や制限をつけることで条約に参加できるようにするため設けられた制度です。

また宅建(宅地建物取引)の中にも登場し、契約者などの権利を留めておくときに使われるようです。宅建の試験勉強をする中で、いきなりこの「留保」に出くわし困惑する人も少なくないようです。

このように法律や国際法における権利や効力を留めておくための制度を「留保」と呼びます。

「留保」と「保留」の違い

「留保」が法律に関わる場面に登場するのは分かりましたが、それなら「保留」にしても意味が通るのではないかと思ってしまいますよね。しかし、実は両者は若干意味が異なるのです。

「保留」は決定や結論を出しかねている状態、あるいはその状態に留まっていることをいうのに対し、
留保」は決定や結論をあえて出さない状態に留まること、またその意思を示すことをいいます。

英語にしてみるとより違いが分かりやすいかもしれません。

「保留」は英語だと「suspend」という「延長」を意味する言葉になります。スポーツの試合が雨で中断となったときなどに使われるサスペンデッドがこれにあたり、結果や結論が出ない状態と、それが続くことも意味しているのが分かります。

一方、「留保」は英語でいうと「reservation」となります。「予約」という意味でもよく使われる言葉で、現時点ではそれを行わないことと、先送りする意思を示すことを指しているのが分かります。

留保を使った文章・使い方

留保の例文

  1. 決定を留保する国法に反しない限り、という留保をつけて批准した。
  2. 管理人はアドレスが悪用された場合に、そのアドレスを無効にする権利を留保する。

保留の例文

  1. 決定をしばらく保留にする。
  2. 通話を一旦保留にする。
  3. 保留にしていた問題に着手する。

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