半ドン
「半ドン」という言葉の意味や語源、使い方について解説します。
この「半ドン」という言葉は、世代によって認知度が大きく異なります。
10代、20代の方にとってはあまり耳馴染みのない言葉かもしれません。
死語になりつつあり歴史も関係してくる言葉なので、「半ドン」について、この記事を読んでしっかり理解していきましょう。

半ドンの意味とは
半ドンとは、「午前中で業務や授業が終了し、午後は休みになることを指す俗語。」という意味を持ちます。
週休二日制が導入される以前(1980年代頃)まで、多くの官公庁や企業、学校が午前就業の「半ドン」を導入していました。
このことから、世代によってこの言葉の認知度に大きな差が出ます。
現在は、あまり使われる機会が少なく、死語となりつつあり、午前中で業務が終わる場合は「半休」と言う方が多いです。
半ドンの語源とは
半ドンの由来は、オランダ語で「日曜日」を意味する「zondag」という言葉が関係しています。
江戸時代の末期に、zondagが長崎の出島から全国へと伝わり、発音が「どんたく」と訛っていき「休業、休日」という意味で用いられるようになりました。
その後、明治9年に官公庁で土曜日が午前就業になった際に、どんたく(休日)の半分という意味で「半ドン」という言葉が生まれました。
また、「土曜日の半分が休み」が略され、半土になり、半ドンと表現するようになったとも言われています。
半ドンを使った文章・例文
- 祖母が半休のことを半ドンと言ったときに初めてジェネレーションギャップを感じた。