辟易
「辟易(へきえき)」という言葉の意味や使い方、類語、例文について解説します。
この辟易という言葉は、日常生活で使ったことがある方や耳馴染みのある方も多いのではなでしょうか。
読み方は、「へきえき」となります。
会話や文章の中では、「辟易とする」や「辟易する」といった表現を用います。
誤用すると恥をかいてしまったり、場合によっては相手に失礼になる可能性もあるので、この機会に「辟易」という言葉について、しっかり理解していきましょう。
辟易の意味とは
辟易という言葉の意味は大きく分けて2つあります。
1つ目は、「うんざりしてしまうこと。閉口してしまうこと。」という意味になります。
2つ目は、「相手の勢いに圧倒されて尻込みをしてしまうこと。」という意味になります。
一般的には、1つ目の「閉口してしまうこと」という意味合いで使われることが多いです。
ネガティブな意味合いを持つ言葉なので、誤用しないように気を付ける必要があります。
ちなみに、辟易という言葉は中国の史記に記されていた言葉で、元々は「道を避けて場所を変える」という意味を持っていました。
辟は「避ける」という意味で、易は「変える」の意味になります。

辟易の類語
- 倦厭
- 飽きる
- 嫌気がさす
辟易の使い方・例文
- 新聞の勧誘は何度も断っているのに、また訪ねてきたので辟易する。
- 上司は酒が入ると同じ話を何度もするので皆、辟易としている。
- ワイドショーを見ていると毎日、政治家の失言ばかりを報じていて辟易とする。
- ささいなことで激高する彼女にはほとほと辟易している。