意気軒昂
「意気軒昂」という言葉をご存知でしょうか?
古めかしい響きのある四字熟語ですね。「いきけんこう」と読みます。
あまりなじみのない言葉ですが、さて、この四字熟語の意味や読み方・使い方は?
今回は、「意気軒昂」について解説します。
意気軒昂の意味とは
「意気軒昂」とは、「元気が有り余って勢いがある様子」を表す四字熟語です。
読み方は「いきけんこう」、意気軒高とも書きます。
「意気」は意気込みや元気があふれる様子、「軒昂」は活気があって盛り上がることです。
明治ごろに元気や勢いのある四字熟語がよく使われるようになり、「意気軒昂」「意気軒高」も使われるようになりました。明治といえば、開国し新しい時代の幕開けとなった頃です。時代背景を映し出した言葉だといえますね。
時代は移り変わり、最近ではあまり使われなくなりつつあります。意気軒昂を今どきの言葉にすれば、テンションアゲアゲっていうことになるでしょう。

意気軒昂と似た意味の四字熟語
・意気揚々
読み方:いきようよう
使い方:大物を釣り上げた漁師が意気揚々と港に帰ってきた。
・意気衝天
読み方:いきしょうてん
使い方:第一試合でライバル校を撃破したチームは、
意気衝天の勢いで決勝まで駒を進めた。
意気軒昂と反対の意味の四字熟語
意気消沈
読み方:いきしょうちん
意 味:元気がなく、しょんぼりしている様子。
使い方:息子が楽しみにしていた運動会が雨で延期になり、
今日は朝から意気消沈している。
意気軒昂の使い方・例文
1.宵の口を迎え、祭りははますます意気軒昂として盛り上がっている。
2.厳しい選挙戦を勝ち抜き当選した議員が、意気軒昂たる姿で演説をしている。