君が代
皆さんは「君が代」をご存知でしょうか。日本の国歌なので、知らないという方はまずいないでしょう。
しかし、意味が分からないという方は多いと思います。
この記事では、「君が代」の意味を解説させていただきます。

君が代の意味とは
「君が代」の意味は、時代と共に変わっていきました。
歌詞の元である和歌ができた平安時代では、女性から男性へ送った恋文だとされていました。その和歌が収録された古今和歌集では「君が代」の部分が「我君は」となり、「我君」とは女性が男性を呼ぶ時の言い方です。
そして時は流れ、恋文は天皇陛下を讃える歌という認識に変わっていきました。日本は天皇陛下を中心に続いて来た国、かつ歴史が深いので、天皇陛下に敬意を払うという意味での「君が代」になりました。
君が代の由来
古今和歌集に収録(古今和歌集巻七賀歌巻頭歌、題知らず、詠み人知らず、国歌大観番号343番)されている「我が君は 千代にやちよに さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」という和歌が歌詞の出典とされています。
さて、ここで気になるのは「さざれ石」だと思います。他の部分はまだしも、「さざれ石」だけは想像もつかない人がほとんどではないでしょうか。
「さざれ石」とは岐阜県春日村にある天然記念物の石で、実在しています。「さざれ石」の名前の由来は、平安朝の時代にかかれたお伽草子の中の登場人物に「さざれのきみ」という名があり、それがもとになっていると言われます。
君が代を使った文章・例文
ここで、「君が代」の例文をご紹介します。
1.君が代を歌うことに反発し起立しなかった教師が話題になった。
2.君が代は音楽の教科書に必ず載っている。