淡白
皆さんは「淡白(たんぱく)」という言葉をご存知でしょうか。
「淡白な味わい」などと使われる言葉ですが、意味は知らないという人もいると思います。
この記事では、「淡白(たんぱく)」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。また、表記の違いである「淡泊(たんぱく)」についても合わせて解説します。
淡白の意味とは
「淡白(たんぱく)」とは、「味や色、感じがあっさりしていること」「性格や態度がさっぱりしていること」という意味です。
前者の「味や色、感じがあっさりしていること」という意味で使う場合は、「濃厚(のうこう)」が対義語として挙げられます。
また、表記の違いとして「淡泊」や「澹白」もあります。
本来ならば「淡白」ではなく「淡泊」が正しい表記ですが、「淡」という文字の「あっさりしている」という意味と結びつきやすいことから「淡白」という表記が増えて来ています。
どちらかと言えば、味や色があっさりしていることを指す場合は「淡白」が相応しく、性格や態度を指す場合は「淡泊」が相応しいと言えます。

淡白の使い方・例文
ここで、淡白の例文をご紹介します。
1.シャキシャキとした歯触りと淡泊な味が特徴だ。
2.淡泊な味のものが続いたから、今日は濃厚な味のものが食べたい。
3.彼はそっけない態度が多い。淡泊な性格なのだろうか。
4.彼女はとても淡泊な人で、他人への関心がとにかく薄いようだ。
5.彼は温厚淡泊な人で、いつも笑顔で過ごし他人の失敗を怒らない性格だ。