「荒唐無稽」とは?意味や使い方を解説!

「荒唐無稽」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「荒唐無稽」について解説します。

目次

  1. 荒唐無稽
  2. 荒唐無稽の意味とは
  3. 荒唐無稽の使い方・例文

荒唐無稽

荒唐無稽」という四字熟語を知っていますか?
難しい漢字が使われていますが、「こうとうむけい」と読むということはご存知でしょうか。どのような意味かはお判りでしょうか。

今回は「荒唐無稽」という言葉の意味や用例についてご紹介します。

荒唐無稽の意味とは

荒唐無稽とは「でたらめで根拠のないこと。現実性がないこと」という意味で、「こうとうむけい」と読みます。

「荒唐」とは言説などに根拠がないこと、とりとめのないさまをいう単語で、「荘子」に出てくる「荒唐之言」という言葉が由来となっています。
「唐」という漢字には国の名前の他に「ほら、大言」「中身が空っぽ、うつろ」といった意味があり、「荒」と組み合わせることで広大に荒れすさんでいるといった様子を表しています。
もともとは広大で果てがない様子といった、いい意味でとらえどころのない様子を指す言葉だったという解釈もあるようです。

「無稽」は考え方がでたらめで根拠がないという意味です。由来は「書経」にある「無稽の言は聴くこと勿れ」という一節です。
「稽」は「考えること」という意味なので、「無稽」とは「考えがない」という言葉になります。こちらは明確に悪い意味の熟語ですね。

つまり「荒唐」も「無稽」も「根拠がないもの」という、どちらもよく似た意味の熟語だということになります。
「荒唐無稽」は、似た意味の熟語を重ねて意味を強めている四字熟語なのです。

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荒唐無稽の使い方・例文

  1. その計画は荒唐無稽だ。うまくいかないよ。
  2. 昨日読んだ本は荒唐無稽な内容だった。

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