燥ぐ
皆さんは「燥ぐ(はしゃぐ)」という言葉をご存知でしょうか。
「はしゃぐ」ならば日常的に使う言葉ですが、「燥ぐ」という漢字や読み方は初めて知ったという方も多いと思います。
この記事では、「燥ぐ(はしゃぐ)」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。
燥ぐの意味と読み方とは
「燥ぐ(はしゃぐ)」には二通りの意味があります。
一つは、「調子に乗ってふざける」
もう一つは、「乾燥する」という意味です。
元々、気分が沈むことを「湿る」と言ったり、「湿っぽい」と表現します。その反対で「乾く」という意味を持つ漢字を当てたのが、「燥ぐ」という言葉の由来になっています。
前者の場合はひらがなで表記することがほとんどです。
後者の意味ではほとんど使われませんが、こちらの方が語源であり、先に使われていた、先に生まれた言葉です。
最近ではほとんど標準語として使われていますが、仙台弁として使われていたという説もあります。
また、現代でも岐阜県の方言で「乾燥する」の意味で使われる場合もあります。

燥ぐを使った文章・例文
ここで、「燥ぐ(はしゃぐ)」の使い方と例文をご紹介します。
1.はしゃぐとは、ふざけるという意味だ。
2.六月にしては珍しく晴れて燥ぐ日だ。
3.廊下を走る少年に、先生が「はしゃぐな!」と怒鳴った。
4.楽しそうにはしゃぐ子供たち。
5.洗濯物はここで燥がせてください。
6.公共の場ではしゃぐ子供を注意しない親が問題になっている。
7.子供のはしゃぐ声がうるさくて頭を悩ませる。