不毛
皆さんは、「不毛(ふもう)」という言葉をご存知でしょうか。
一般的な表現なので、全く知らないという方は少ないと思います。
しかし、意味や使い方までは知らない人は多いと思うので、この記事では「不毛(ふもう)」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。
不毛の意味とは
「不毛(ふもう)」には二通りの意味があります。
一つは、「作物が育たない、栄養の無い痩せた土地」、もう一つは「何の進歩も成果も得られないこと」という意味です。
「毛」には「作物」という意味もあります。この言葉の「作物」が「成果」になり、比喩的に使われるようになったのが後者です。
また、「不毛(ふもう)」と「不作(ふさく)」を同一視する方がいますが、「不作」とは「外的要因により作物が実らない」という意味なので、「不毛」よりも希望の持てる意味合いがあります。
時折ハゲ頭を指して「不毛」と言う方もいますが、そのような意味で使われる言葉でないことは覚えておいてください。

不毛(ふもう)の英語訳
不毛は英語で「barren」となります。
よく使われるのは「不毛の地」で、「barren land」です。
不毛を使った文章・例文
ここで、「不毛(ふもう)」を使った文章、例文をご紹介します。
1.不毛の地には何も実らない。
2.毎日同じ内容の会議をして、本当に不毛な会社だ。
3.不毛な質問はやめていただきたい。
4.こんな喧嘩、不毛過ぎて嫌になるよ。
5.「不毛地帯」とは小説家の山崎豊子のかつての連載だ。
6.不毛とは、決してハゲを意味する言葉ではない。
7.何の利益も生まない不毛な会議をいつまで続けるのだろう。