誘う
「誘う」という言葉について解説します。
一般的に良く使われる言葉だと思いますが、この「誘う」は「さそう」とも「いざなう」とも読める言葉になっています。
この二つの違いについて、しっかりと把握している方はそう多くないかもしれません。
ここでは、誘うの意味と、「さそう」「いざなう」の使い方の違いなどを紹介していきます。
ぜひご覧になってその意味と使い方を整理してみてください。

誘うの意味とは
誘うとは
- 「一緒に行動するようすすめる」(旅行に誘う など)
- 「そのことが原因で、ある気持ちを引き起こさせる・促す」(涙を誘う映画 など)
- 「好ましくない状況に引き入れる」(悪の道に誘う など)
一般的によく使われているのは1の意味だと思いますが、こうして見るといくつも意味を持つ言葉なので、整理しておくようにしましょう。
「さそう」と「いざなう」
誘うは「さそう」「いざなう」と読みが二つありますが、意味は全く一緒になります。
では、どういう違いがあるかというと「いざなう」は「さそう」の雅語(がご)的表現となっています。
雅語とは、「洗練された上品な言葉」「正しいとされる優雅な言葉」という意味なので、さそうの優雅な言い方がいざなうということになります。
現在は「誘」の読み方に「いざな-う」は当てられていないので、いざなうと読ませたい場合はひらがなで書きます。
誘うの使い方・例文
- 旅行を台無しにされたが、誘う相手を間違えたと諦めることにした。
- あの芸人の行動はいちいち笑いを誘う