社内ニート
「社内ニート」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「社内ニート」とは造語な上、近年生まれた言葉なので、耳馴染みのない方が多いかもしれません。
一部のマスコミ記事で見かけることはありますが、一般的にはあまり浸透していません。
この「社内ニート」という言葉は、「給料泥棒」と揶揄されることもあるネガティブなフレーズなので、意味があいまいなまま使ってしまうとトラブルを招く心配もあります。
ですので、この機会に「社内ニート」という言葉についてしっかりと理解し、間違った使い方をしないよう気を付けましょう。

社内ニートの意味とは
社内ニートとは、「仕事がなく、社内でほとんど働いていない労働者」という意味になります。
企業に所属しており、従業員という立場でありながら見合った仕事を与えられず、出社後は机に座って時間を潰しているだけという状況に置かれている人の事を指します。
かつては、窓際族とも呼ばれていましたが、窓際族が定年間近の中年層であるイメージが強い点に対し、社内ニートは若年層や新人社員も含まれます。
日本の労働慣行において一度、正規雇用として雇うと特別な理由がない限り解雇できないという事情が、この社内ニートを生み出している背景にあります。
一見、楽そうに見えますが、「給料泥棒」などと揶揄されることもあり、高いモチベーションを持って企業に所属した人にとってはプライドが傷つき、精神的な苦痛を伴う深刻な問題です。
社内ニートを使った文章・例文
- あの新人は意地悪な上司によってプロジェクトから外され社内ニート化してしまった。
- 彼は遅刻や無断欠勤が問題視されたことで十分な仕事を与えられず、出社するだけの社内ニートとなってしまった。
- 社内ニートは出社してから帰るまで肩身の狭い思いで時間を潰していて可哀そうだ。