「端的」とは?意味や使い方を解説!

「端的」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「端的」について解説します。

目次

  1. 端的
  2. 端的の意味とは
  3. 端的の使い方・例文

端的

端的」という言葉は、「端的に言うと」または「端的に言って」といった使い方をされているのをよく見ます。しかし、この「端的」とは、いったいどういう状態を指しているのかお分かりでしょうか。

今回は「端的」という言葉について詳しく解説します。

端的の意味とは

端的とは「遠まわしでなく、はっきりとしたさま」「手っ取り早く核心に触れること」「たちどころに」といった意味があります。
「端的に」「端的な」などという使い方をする形容動詞です。
鎌倉時代の仏教説話集である「沙石集」に「端的を知らんと欲せば」とあり、おおもとの意味は「物事の本質」であるようです。
「端的に言ってください」と言われた場合は単に「短く話す」だけではなく、「要点を絞ってはっきり分かるように話す」ことを求められているのです。

「端」という漢字には「はし、へり」などの意味の他に「整っている」という意味があります。この意味での使い方は「端正な顔立ち」などがあります。
「的」は「まと、狙いのもの」という意味ですが、もとは「明らか」という意味でした。「的確」という熟語がこの意味です。
つまり「端的」という熟語を分かりやすく言うと「整えて明らかにする」という意味になります。

類語に「簡明」「明瞭」などがあります。
「簡明」は物事の筋道が簡単ではっきりしている様子です。入り組んだ理屈を分かるように表す「端的」と異なり、「簡明」は元から分かりやすいものであることを示しています。
「明瞭」は物事に曖昧さがなく、はっきりしていることを指しています。こちらも「元から」明らかである様子を表しています。また、音声や映像などに乱れがないことを表すのにも使います。

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端的の使い方・例文

  1. この商品のセールスポイントは、端的に言うと以下の通りです。
  2. あなたの長所について端的に説明してください。

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