かろうじて(辛うじて)
「かろうじて」という言葉の意味や使い方、類語について解説します。
漢字では、「辛うじて」と書きます。
この「かろうじて」という言葉は、日常生活やビジネスの場で使うことも多く、耳馴染みのあるが多いのではないでしょうか。
汎用性の高い言葉で、さまざまな場面で使われます。
よく「かろうじて間に合った。」や「かろうじて難関大学に合格した。」、「かろうじて免れた。」といった表現をします。
漢字で書くと、辛うじてとなり語源も存在します。
よく使う言葉ほど、間違った意味で使用すると恥ずかしいので、この機会に、「かろうじて」について深く知っていきましょう。

かろうじての意味とは
かろうじて(辛うじて)という言葉の意味は、大きく分けて2つあります。
まず、1つ目は「余裕のないところで、なんとか実現する様子。」という意味になります。
続いて2つ目は「ぎりぎりのところで、ようやく、やっと。」という意味になります。
一般的には、「ぎりぎりのところで」という意味で使用することが多いです。
寝坊して、遅刻しそうだったが結果的に出勤時間に間に合った際には「かろうじて間に合った。」と表現します。
語源は「辛い」で、塩気が強い味であることから、心情的な辛さや困難な状況を表現する際に用いられるようになり、「辛くして」が「からうじて」となり、最終的に「かろうじて」という言葉に変化し、定着しました。
かろうじての類語
- 辛くも
- ぎりぎりで
- やっとのことで
- なんとか
- やっと
かろうじての使い方・例文
- 模擬試験では合格ラインぎりぎりだったが、かろうじて志望の難関大学に合格した。