引っ張りだこ
「引っ張りだこ」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「引っ張りだこ」という言葉は、テレビや雑誌などで目にすることがあり、場合によっては日常生活やビジネスの場でも使うことがあります。
よく、人気が急上昇中の俳優や女優などを紹介する際に「映画やドラマに引っ張りだこの俳優」などと表現することがあります。
耳馴染みのある言葉なので、意味もなんとなく想像がつくかと思いますが、深い意味や由来までご存知の方は、少ないかもしれません。
この機会に、「引っ張りだこ」という言葉についてしっかりと理解していきましょう。
引っ張りだこの意味とは
引っ張りだこという言葉の意味は、大きく分けて3つあります。
まず、1つ目は、「ある人物や物を多くの人が自分の方に引き入れようと、争うこと。」という意味になります。
2つ目は、「蛸(タコ)の足を四方に広げて干したもの」という意味で、
3つ目は、「磔(はりつけ)の異名」という意味になります。
この3つ目の磔という意味は、2つ目のの蛸(タコ)の足を四方に広げて干したものにその様子が似ていることから由来します。

引っ張りだこの由来
引っ張りだこという言葉は、もともと蛸の干物を作る際に、蛸の足を四方に広げて干した姿に由来します。
今では一般的に、「ある人物や物を多くの人が自分の方に引き入れようと、争うこと。」という意味で使用されていますが、もともとは蛸の干物の姿から磔(はりつけ)の刑や罪人を現す言葉として使用さていました。
引っ張りだこを使った文章・例文
- 高校野球から注目されていた選手は、プロ入りする際に8球団からのオファーがあり、まさに引っ張りだこであった。