鳥目
皆さんは、「鳥目(とりめ)」という言葉をご存知でしょうか。
時折、「俺、鳥目(とりめ)なんだよね」などと言う人も見かけるので、聞いたことのある人は多いと思います。
「ちょうもく」と読む人もいるかも知れません。
この記事では、「鳥目(とりめ)」の意味を解説させていただきます。
鳥目の意味とは
「鳥目(とりめ)」とは、「夜盲症(やもうしょう)」という目の病気のことです。
「夜盲症」は、「夜になると視力が著しく低下し、目が見えなくなってしまう」症状が現れます。
多くの鳥類が夜に目が見えなくなることから、「鳥目」と呼ぶようになりました。
一般の人でも夜には視力が落ちますが、夜盲症の場合はそれが顕著で、街灯の光があっても道が分からない、街灯の根元すら見えないというケースもあります。
夕方から急に視力が悪くなるなどの症状が現れた場合は、早めに眼科に行くようにしましょう。
逆に、暗闇の中でもすぐに目が見えるようになる人のことを「猫目(ねこめ)」と言います。
猫は夜行性で夜でも目が効くことから、この呼び方が使われています。
また、「鳥目」と書いて「ちょうもく」と読むこともあります。
こちらは夜盲症ではなく、「金銭」を指します。古銭は丸く、穴が開いていて鳥の目に似ているのでこう呼ばれています。

鳥目を使った文章・例文
ここで、「鳥目(とりめ)」を使った例文をご紹介します。
1.僕は鳥目で不便してるから、猫目の君が羨ましいよ。
2.鳥目は一応は病気を指す言葉なので、あまり軽々しく使うのはどうかと思う。