まぶい
「まぶい」という言葉を知っている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
昔流行った言葉だけど今は死語でしょ?と思われる方も少なくないでしょう。どういう意味だったか正確に説明できない方もいると思われます。
しかしその歴史は意外に長く、所によっては今も全く別の意味で使われているのです。
今回は、「まぶい」という言葉について詳しく解説します。
まぶいの意味とは
まぶいとは、「マブダチ」の「まぶ(本物の、本当の)」を形容詞化した言葉で「美しい。良い。」という意味です。
「眩しい」が縮まった語「眩い」としている辞書もあるようですが、通常この表記の場合の読み方は「まばゆい」です。うっかり間違えないよう気をつけましょう。
かつては若者の間で「まぶいねーちゃん(美しいお姉さん)」などのように用いる流行語となっていましたが、現在はほとんど死語となってしまっています。
流行語と言ってもその歴史は意外にも長く、江戸時代の滑稽本や落語に使われていることを確認できます。その後も的屋や不良少年などガラのよくない者たちの間で使われ続け、一般に聞かれるようになったのは1970年代ごろからのようです。
なお、沖縄で「まぶい」というと、琉球語で「魂」を意味する言葉となります。
沖縄の言い伝えでは怪我をしたり驚いたりすると「まぶい」を落としてしまうとされており、周囲の者がおまじないをして戻してあげるやり方が伝わっています。

まぶいを使った文章・例文
- まぶい女の子とデートがしたいなあ。
- やっぱりお前って、まぶい奴だよ!