渡来人
「渡来人(とらいじん)」という言葉は中学校や高校の授業の中で聞いたことがある人も多いかもしれません。歴史用語として使われる機会が多い言葉です。
「渡来人」は聞いた経験のある人は多い言葉ながら、具体的にどのような人たちを指すのかはわかっていない人も多い言葉ですね。この機会に日本史の中で渡来人がどのように考えられているかも知っておきたいところです。
この記事では「渡来人」の意味や使い方などを解説します。
渡来人の意味とは
「渡来人」の読み方は「とらいじん」です。
「渡来人」は広くとらえるか、歴史用語として考えるかで意味が変わってくる言葉です。
広い意味では「海外から日本に渡ってきた人」を意味します。この意味では、外国からの旅行者や移住者など様々な人が渡来人だと考えられますが、実際にはこの意味で使われることは少ないと言えます。
日本史の教科書などで見かける歴史用語としての「渡来人」は、「4世紀から7世紀頃にかけて、朝鮮半島や中国大陸から日本に移住した人」を指します。
朝鮮半島や中国大陸からの渡来人によって様々な外国の文化が日本に持ち込まれたことは、歴史の勉強をしているとよく出てくる事柄です。

渡来人を使った文章・例文
- 日本の歴史では渡来人が朝鮮半島や中国大陸から持ち込んだ文化が大きな役割を果たしているのは多くの人が知っている。
- 渡来人が持ち込んだ技術は、当時の日本人にとって革新的で驚きをもって迎え入れられたものが多かったことだろうと考えられる。