気概
「気概(きがい)」という言葉を目にしたことがあるかと思います。
「最後までやり通す気概のある選手」などの使い方がされる言葉で、たびたび「気合」と混同されることもありますが、微妙に意味が異なります。
また、「概」の字が読みづらいこともあり、そもそも読み方が分からないという方も多いかもしれません。
ここではそんな「気概」について、意味や使い方、類語や「概」の意味など、詳しくご紹介します。

気概の意味とは
気概(きがい)とは、「強い意志」や「困難に立ち向かう度胸」などを意味します。
似た意味と発音の言葉に「気合」がありますが、気概の方は「諦めない」といった意味が含まれているため、強い意志のみを指す気合よりも少し限定的な意味で用いられます。
ちなみに、気概の「概」の字は、「おおむね」や「大体のところ」といった意味の他に、「様子」という意味でも使われる言葉です。つまり、一つの目標を達成するまで常に気合が維持されている、というような意味から始まったとされています。
また、気概の類語には、同じく逆境にめげない精神や強い気持ちのことを指す「肝っ玉」や「ど根性」などがあります。
気概を使った文章・例文
- 一人でも本気で優勝する気概のある選手がいると、その意志は周囲に伝播していくものだ。
- 安易に俳優を目指している若者に一流の役者と同じ気概を求めても無駄だと悟った。
- まだ子どもなのに、すでにプロフェッショナルの気概と負けを恐れない度胸を持った熱い少年だった。