秘蔵っ子
「秘蔵っ子(ひぞっこ・ひぞうっこ)」という言葉をご存知でしょうか?
スポーツニュースなどで、「監督の秘蔵っ子」などといった表現を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
また、ドラマや映画などでも使われることが多い言葉なので、聞き覚えのある方も多いかと思います。今回は、「秘蔵っ子」について解説します。
秘蔵っ子の意味とは
「秘蔵っ子」とは、蔵からめったに外に出さない子という意味で、とても大事に育てている子どものことです。自分の子だけでなく、弟子や部下についても使われます。
読み方は「ひぞっこ」、もしくは「ひぞうっこ」とも読みます。

「秘蔵っ子」の類語
「秘蔵っ子」の類語には以下のようなものが挙げられます。
・深窓
【意味】屋敷の奥の部屋のこと。
身分の高い女性が、奥からめったに姿をみせず俗世間から離れて生活していること。
【例文】深窓のご令嬢である彼女は、家事がまったく出来ない。
・箱入り
【意味】箱に入れるように大切にすること。
【例文】箱入りで育てたうちの娘の門限は20時だ。
・愛弟子
【意味】手塩にかけて育てた弟子のこと。
【例文】久坂玄瑞は、高杉晋作とともに吉田松陰の愛弟子として期待をかけられていた。
・右腕
【意味】最も信頼されている有能な部下。由来は、右腕が利き腕であることが多いため。
【例文】彼は、社長の右腕として辣腕をふるっている。
秘蔵っ子の使い方・例文
1.監督の秘蔵っ子として注目された期待のルーキー。
2.稲田朋美(元大臣)は、安倍晋三首相の秘蔵っ子と呼ばれていた。