巷
「巷(ちまた)」という言葉は、「巷で有名」「巷で話題」「巷で噂の」などの熟語で使われることが多いですね。また、「巷の女」という歌もあります。
よく聞く言葉ではありますが、そもそも「巷」がどういう意味なのかを知っている人は少ないと思います。この機会に語源も含めて知っておいてくださいね。
この記事では「巷」の意味や使い方、語源などを解説します。
巷の意味とは
「巷」は「ちまた」と読みます。
「巷」の意味は「道が分かれているところ、にぎやかな所」です。これが元々の意味で、この意味から「世間」などの意味も生まれてきました。現在では場所を示す意味で使うことはほとんどなく、多くは世間を示す意味で使われていますね。
「巷」の語源については、「道(みち)」と「股(また)」が合わさって生まれた言葉とされています。道が股分かれしていることが、分かれ道であるところからきています。
「巷」は単体で使われることはほとんどありません。「巷で有名」「巷で話題」「巷で噂の」など、なじみのある表現で使われています。また、加納五郎さんの「巷の女」という曲で知っている人も多いのではないでしょうか。

巷の使い方・例文
- 巷で噂になっているコスメは非常に効果が高くて肌がツヤツヤになるらしいよ。
- 巷で話題になっている芸能人の不倫問題は私にとっては本当にどうでもよいものだった。
- 最近巷で話題になっているのはもっぱらサッカーのことだが、私はスポーツに疎いので話に全く入っていけずに困っている。