首ったけ
「首ったけ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
曲の歌詞や、漫画やドラマなどのセリフで「君に首ったけ」という使い方がされているのを見て、どういう意味かと戸惑った経験をしたことがあるはず。
ここではそんな「首ったけ」について、意味や使い方、類語などを詳しくご紹介していきます。
首ったけの意味とは
首ったけとは、「何かに夢中になっている」ことを意味します。
つまり「君に首ったけ」は相手への好意を表す言葉で、主に意中の人に対して用いられる言葉です。
また人だけでなく、スポーツやゲーム、おもちゃなど、夢中になれるものであれば何にでも使うことができます。
類語には「ぞっこん」や「骨抜き」、「メロメロ」などがありますが、これらの類語は全て人、あるいは可愛い動物に対して用いられるもので、首ったけのように何にでも使えるようなものではありません。

首ったけの由来
首ったけの由来は、首ったけを漢字にすると「首丈」となるため、首の丈まで水に浸かるという意味で、本来はただ長さや身長を指すときに使う言葉でしたが、次第に物事にほぼ全身が浸かることを意味して使われるようになりました。
同じく「首」がつく「百人一首」が由来だと勘違いされているケースも多いですが、身長などの高さや長さを意味する言葉から始まっています。
首ったけの使い方・例文
- 彼女が見せる仕草はどれも愛らしく、知り合ってから2日も経たずに首ったけになってしまった。
- 例の転校生にすっかり首ったけな様子だが、一向に告白する気配がなく、見ていてもどかしい気持ちになってしまう。
- 娘は児童会館で初めてやった百人一首に完全に首ったけだ。