至高
「至高」という言葉について解説します。
漫画「美味しんぼ」において、「究極のメニューVS至高メニュー」という設定がありましたが、そこで初めて至高という言葉を知ったという方は少なくないかもしれません。
それくらい、普段の生活ではなかなか見聞きする機会があまりない言葉ではないでしょうか。
至高と並んでいる言葉が、究極ということでそこからもなんとなく意味は分かりそうですが、ここで一度しっかりと意味を把握して整理してみましょう。
至高の意味とは
至高(しこう)とは「この上なく高いこと・優れていること」「最高」という意味となっています。
ある物事において、他と比べてなによりもそれ以上なく優れていることを表す言葉ですが、やはり日常では至高の代わりに「最高」が使われることが多いようです。

至高・至上・究極の違い
並んで使われることがある言葉として至高・至上・究極がありますが、
- 至高=この上なく高いこと
- 至上=それ以上はないこと
- 究極=あることを突き詰めて限界に達すること
至上の喜びと言いますが、至高の喜びとは言わないなどの違いがありますので注意しましょう。
至高天とは
至高を含んでいる言葉として「至高天(エンピレオ)」というものがあります。
これは、ダンテの代表作である「神曲」に出てくる言葉で、
天使の群れで作られた純白の薔薇がある、神の住む第十番目の天国として「至高天(エンピレオ)」という言葉が使われています。
至高を使った文章・例文
- 結局、どんな一流のグルメよりもなんだかんだ母親の料理が至高なのかもしれない。