机上の空論
皆さんは、「机上の空論(きじょうのくうろん)」という言葉をご存知でしょうか。
意見のやり取りの場なので耳にすることもありますが、意味を知らない人も多くいます。
この記事では、「机上の空論(きじょうのくうろん)」の意味を解説させていただきます。

机上の空論の意味とは
「机上の空論(きじょうのくうろん)」とは、「頭の中で考えただけで、実際には役に立たない理論や考え」という意味です。
「卓上の理論(たくじょうのりろん)」と混同して「机上の理論(きじょうのりろん)」と言う人もいますが、「卓上の理論」も「机上の理論」も存在しない言葉です。
机上の空論の類語
「机上の空論(きじょうのくうろん)」の類語として、「絵に描いた餅」が挙げられます。
こちらの意味は「役に立たない」「実物、本物でなければ意味が無い」という意味なので、「机上の空論」とは少し違います。
「机上の空論」が「考え」を揶揄する言葉なのに対し、「絵に描いた餅」は「物」に「意味が無い」と批判する際に使われます。
机上の空論の対義語
「机上の空論(きじょうのくうろん)」の対義語ですが、現在特に挙げられる言葉はありません。
「現実論(げんじつろん)」などを挙げることもありますが、辞書には記載されていません。
机上の空論の語源
「机上の空論(きじょうのくうろん)」の語源ですが、その字の通り「机の上で立てただけの空しい理論」です。
机上の空論の使い方・例文
ここで、「机上の空論(きじょうのくうろん)」を使った例文をご紹介します。
1.現場を知らない癖に好き勝手言って、これこそ机上の空論だ。
2.無謀な計画ばかり立てているが、机上の空論にならないことを祈るよ。