すっとこどっこい
「すっとこどっこい」という言葉を聞くと何か楽し気な印象を受けますね。
最近ではSNSなどで使っている人も見かけます。
「すっとこどっこい」は昔から使われている江戸言葉の一つです。古い歴史を持つ言葉ですが、現在でも使われる機会があるのは面白いですね。会話のアクセントにもなりますから、意味を知って正しく使いたいところです。
この記事では「すっとこどっこい」の意味や使い方、例文や語源を解説します。

すっとこどっこいの意味とは
「すっとこどっこい」の意味は「バカ野郎」「まぬけ」です。江戸時代に主に使われていた「江戸言葉」という方言の一種で、時代劇などでも「このすっとこどっこいが!」などと言っている場面がありますね。
相手のことをののしる言葉なのですが、単に「バカ」などと言うよりも粋な印象を与える言葉です。
「すっとこどっこい」の語源も面白いです。「すっとこ」と「どっこい」を合わせた言葉で、すっとこは裸、どっこいはどこへの意味があります。つまり、「裸みたいな恰好でどこに行くんだ?」というニュアンスになり、醜い男をののしる言葉になりました。
馬鹿囃子と呼ばれる、祭りで使う囃子詞の一つでもあります。江戸の方言で勢いのある言葉なので祭りにもぴったりですね。
スットコドッコイとカタカナで書いているのを見かけることもありますが、これも意味は同じです。
すっとこどっこいの使い方・例文
- あいつはすっとこどっこいだからちょっと難しい仕事だとミスばっかりしている。
- 彼はスットコドッコイだけど、なんだか憎めないんだよな。