地頭
「地頭(じあたま)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
学力に代わる新しい優秀な人材を見分ける指標として、企業の現場などで大きく注目されるようになり、クイズ番組などでもこの「地頭力」を問うタイプのものが増えているなど、非常に多くの場面で登場するようになりました。
ここでは読み方が「じあたま」の方を説明するもので、「じとう」という読み方は注釈のみになります。
地頭の意味とは
地頭(じあたま)とは、「学力のような教育によって培ったものではなく、その人物が本来持つ思考力」のことを指します。
学校や本などで覚えた知識のことではなく、物事を正しく理解したり、論理的思考によって答えを導く出す力のことを意味し、
相手の伝えようとしていることを短い時間で理解できたり、簡潔でわかりやすく説明できる人のことを「地頭がいい」と言い、逆に一流大学を出るぐらいの知識があっても、そうしたことが出来ない人は「地頭がいい人」とは言いません。
税金を徴収していた地頭(じとう)との混同を避けるため「自頭」と表記されることもあります。

地頭の使い方・例文
- 新しく入ったバイトの子は学歴こそ中卒だが、地頭がよくてとても親しみやすく、採用して正解だった。
- 部長は豊富な知識を持っている反面、自頭が悪く、何度説明しても「もう一回最初からお願いしていい?」と返され、周囲からの信頼を全く得られていない。
- 一度としてわかりやすく説明したことのない先輩は、きっと地頭力が低いと全員から陰口を叩かれている。