ずらかる
皆さんは、「ずらかる」という言葉をご存知でしょうか。
1980年代に学生の間で使われていた言葉なので、その年代の方ならば使ったこともあるかも知れません。
この記事では、「ずらかる」の意味を解説させていただきます。

ずらかるの意味とは
「ずらかる」とは、「逃げ出す」「姿をくらます」という意味です。
特に、悪いことがバレた時や負けた時に逃げ出すという、どちらかといえばネガティブなイメージです。
「遁走」と「ずらかる」が合わさり、「とんずら」という言葉もできました。
1980年代には「無断で授業をサボる」という意味で「ずらかる」という言葉を使っていましたが、現代では「ずらかる」も「とんずら」もほとんど使われない死語になってしまいました。
現代の学生は、「ずらかる」と似たような意味で「バックレる」という言葉を使いがちです。
「ずらかる」ですが、元々は盗人の言葉です。悪事がバレて逃げ出すというのが本来の意味ですが、語源ははっきりとしていません。
「頭」を「駆る(追い立てる)」という説も出ていますが、元々が盗人の言葉の為か、正確な資料は残っていません。
ずらかるの使い方・例文
ここで、「ずらかる」を使った例文をご紹介します。
1.次の授業だるいし、ずらかろうぜ。
2.ずらかるのは勝手だけど、出席日数が足りなくても知らないからね。
3.ずらかるなんて死語、今時誰に通じるんだろう。
4.バレたらずらかるしか無いだろ。
5.できることならずらかりたいけど、成績が気になるからなぁ。