宿命
「宿命(しゅくめい)」という言葉をご存知でしょうか?
例えばスポーツなどで「宿命の対決」や「宿命のライバル」などと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は「宿命」について解説します。

宿命の意味とは
「宿命(しゅくめい)」とは、人が生まれる前から決められている巡り合わせのことです。さだめともいいます。宿命は、天から与えられた使命なので、人の力では抗うことのできない絶対的なものだと考えられています。
【宿命のライバル】
よく、漫画やドラマなどで主人公の強敵として現れるのが『宿命のライバル』ですが、これはつまり、天によって引き合わされた生涯のライバルという意味です。宿敵や、好敵手とも。
運命とは
「宿命」と同じ意味の言葉で「運命」という言葉があります。こちらも、天によってさだめられた使命、という意味ですが、宿命が変えることのできないものに対し、運命とは、自らの行動次第で良くも悪くも変えることができると考えられているようです。
【運命の3女神】
ギリシア神話で、人の運命と寿命を司る3人の女神のこと。モイラ(複数形:モイライ)
運命の糸を紡ぎだすクロートー(紡ぐ者)、運命の糸の長さを測るラケシス(測る者)、そして運命の糸を切るアトロポス(不可避のもの)によって人の寿命が決まるといわれています。
宿命の使い方・例文
- 「宿命のライバルといえば、『ガラスの仮面』の北島マヤと姫川亜弓だろ。」
- 「いやいや、宿命のライバルっていったら、『巨人の星』の星飛雄馬と花形満だろ。」