のび太・ジャイアン症候群
皆さんは、「のび太・ジャイアン症候群」とは何かご存知でしょうか。
ドラえもんに登場するおなじみのキャラクターであるのび太とジャイアンですが、「症候群」つまり何かの病名に名前が使われているというのは驚きですね。
今回は「のび太・ジャイアン症候群」について詳しく解説します。
のび太・ジャイアン症候群の意味とは
のび太・ジャイアン症候群とは「注意欠陥・多動性障害の症状の分類」です。
注意欠陥・多動性障害はADHDと略称されている発達障害の一種です。その症例を日本人になじみ深いドラえもんのキャラクターの名前で分かりやすく命名したものが、「のび太・ジャイアン症候群」です。
精神医学の視点から見ると、のび太とジャイアンにはADHDの典型的な症状がみられるようで、そこから命名されました。
正式な医学用語ではありませんが、その分かりやすさから多くの精神科医に使用されています。
引っ込み思案で自分に自信がなく、自己主張しない性質を「のび太型」、乱暴で怒りっぽい傾向を「ジャイアン型」と呼びます。
のび太型の症状には注意欠陥による忘れ物や遅刻などのケアレスミスが繰り返し見られ、それによって自信を喪失し引っ込み思案になっていく傾向があります。
一方のジャイアン型は自分の欲求が満たされないと我慢ができなくなり、順番を待つなどのルールが守れず暴れたり騒いだりするのが特徴です。
こういった性質を「生まれ持っている」のが、のび太・ジャイアン症候群の特徴です。

のび太・ジャイアン症候群を使った文章・例文
- そんなにミスばかりしているなんて、君はのび太・ジャイアン症候群ののび太型ではないのか。
- のび太・ジャイアン症候群という名前だと、正式名より親しみがわいていいかもしれない。