とんでもない
「とんでもない」という言葉はビジネスシーンで使うことが多い言葉ですね。「とんでもないです」「とんでもございません」などの使い方で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「とんでもない」はよく使われる言葉ながら、意味や使い方を勘違いしている場合も多い言葉なので正確に知っておきたいですね。
この記事では「とんでもない」の意味や使い方などを解説します。
とんでもないの意味とは
「とんでもない」の意味は「常識では考えられないこと」「(相手を非難して)たいへんなこと」「(謙遜して)相手の言葉を否定すること」です。
ビジネスシーンで聞く機会が多いのは3つめの謙遜する用法ですね。
「とんでもないです」と伝えることが多いですが、目上の人や他社の人に対しては「とんでもございません」と言う人も多いです。実はこれは日本語の文法を考えると誤用です。
「とんでもない」は全体で形容詞のため、「ない」だけを切り取って「ございません」に変えるのは誤りなのです。本来であれば、「とんでもないことでございます」とするのが正しいでしょう。
しかし、現在では「とんでもございません」が広く使われるようになっている現状もあります。

とんでもないの使い方・例文
- とんでもないです。今回はたまたま優勝できただけで、実力で言えば彼の方が強いと思いますよ。
- とんでもないことでございます。御社が営業努力を重ねてくださったおかげで今回の商談がうまくまとまったのです。本当にありがとうございます。
- あいつはとんでもない奴だから、深く関わるのはよした方がよいと私は思うよ。