お月見
「お月見(おつきみ)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
言葉の意味自体は読んで字の如く月を見ることですが、いつ行うことなのか、由来はなんなのか、そして「名月」と呼ばれるものはどんなものでいつ見られるものなのかなど、詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。
ここではそんな「お月見」について意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。

お月見の意味とは
お月見とは、主に「満月を眺めること」を意味します。
最も見頃となる9月20日頃のことを「中秋の名月」と呼び、秋の真ん中あたりの満月という意味の
おつきみは満月となる十五夜に行われ、年に12回十五夜の日があります。名前の由来は、月の見えない新月から満月となるまでに15日かかることから十五夜と呼ばれています。
同じ意味で使われる「仲秋の名月」は、本来は季節ごとの真ん中という意味での「仲秋の名月」でしたが、次第に「中秋の名月」と混同されるようになり、辞典でも同じ意味として取り扱われるようになりました。
お月見の由来とは
お月見の由来は、平安時代の貴族たちが月の満ち欠けに人の生き死にと通じるものを感じ取り、満月のたびにこぞって歌などを読んでいたことが由来だとされています。
それが江戸時代に入ると、農作物の収獲時期と被ることから、豊作を祈るお祭りの一つとして日本中に浸透していったと言われています。
また月見団子については中国の月餅が由来だとされ、十五夜には十五個の月見団子を食べるのがしきたりとなっていました。