「二の舞」とは?意味や使い方を解説!

「二の舞」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「二の舞」について解説します。

目次

  1. 二の舞
  2. 二の舞の意味とは
  3. 二の舞の由来
  4. 二の舞の使い方・例文

二の舞

皆さんは、「二の舞(にのまい)」という言葉をご存知でしょうか。
できれば、自分はそうなりたくない言葉ですね。

時折「二の舞を踏む」という用例が見られますが、これは誤りです。
良い機会なので、きちんと覚えて使いこなしましょう。

今回は「二の舞」という言葉について詳しく解説します。

二の舞の意味とは

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二の舞とは「過去にあったのと同じ失敗を繰り返す」という意味です。
読み方は「にのまい」です。

前に別の人がしてしまった失敗だったり、「去年の二の舞」などのように自分が以前してしまった失敗だったりと、前例と同じ失敗を繰り返すことをいいます。

動詞をつける場合は「二の舞を演じる」となります。
類語である「同じ轍を踏む」や、違う意味ですが似ている言葉である「二の足を踏む」と混同されて「二の舞を踏む」と誤用されることがよくあります。

間違わないように気をつけましょう。

二の舞の由来

二の舞という言葉は、雅楽の舞に由来しています。

蔵面をつけて舞う「安摩」という曲において、舞が終わった後に演じられる演目が「二の舞」です。

咲面(えみめん、笑顔の翁面)をつけた老爺と腫面(はれめん、ふくれっ面の老婆)をつけた老婆が「安摩」を真似て舞うのですが、わざと失敗して滑稽な舞い方をします。

これが「二の舞を演じる」という言葉の由来です。
「舞」は「踏む」ものではなく、舞台の上で「演じる」ものだということを覚えておけば、間違わずにすむでしょう。

二の舞の使い方・例文

  1. 先輩は、彼女が自分の二の舞を演じないようにとアドバイスしてくれた。
  2. 焦ってミスが重なり始めている。このままでは去年の二の舞だ。

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