常套句
皆さんは「常套句」という言葉をご存知でしょうか。
「じょうとうく」という読み方をすることはお分かりでしょうか。
人との会話の中で意識して見ると、よく聞く言い回しがたくさんあることに気づきます。
コミュニケーションを円滑に進めるための大切なツールが、「常套句」なのですね。
今回は「常套句」という言葉について詳しく解説します。

常套句の意味とは
常套句とは「ある場合に必ず使う決まり文句」という意味です。
読み方は「じょうとうく」です。
言葉ではなく行動や方法を指す場合は「常套手段」といいます。
買い物がしたくてお店に入れば「いらっしゃいませ」と声掛けをされますが、これも常套句の一つです。
社会人がコミュニケーションを取る際には、挨拶の流れは常套句と化しています。
取引先と電話で連絡を取る場合は、ほぼ必ず「いつもお世話になっております」という挨拶から始まります。
また出先を訪れる際に印象をよくするには手土産を持参するのが常套手段ですが、渡す際には「つまらないものですが」という前置きがあるものです。
これらは全て、ビジネスマナーにおける常套句という物でしょう。
ビジネスの場に限らなくても、常套句はあちこちに存在します。
道端で知人に会ったときに天候の話から切り出すのも、広い意味での常套句といえるでしょう。
久しぶりにあった人には、「ご無沙汰しています」というのが決まり文句です。
さらに親しい相手同士には、その間柄にしか通じない常套句があるものです。
常套句の使い方・例文
- 初対面の男性には「彼女いますか?」と聞くのがあの子の常套句だ。
- 遅刻の時の彼の言い訳はいつも同じで、常套句と化しているので聞き飽きた。