つんつるてん
「つんつるてん」という言葉について解説します。
皆さんはこの言葉を見聞きしたことはあるでしょうか?
最近ではあまり使われなくなった言葉というイメージやどこかの方言というイメージがあるかもしれませんし、若者の中には聞いたことがないという方も多いかもしれません。
そんな半ば死語化している感があるつんつるてんという言葉について、意味や使い方を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。

つんつるてんの意味とは
つんつるてんとは「ズボンなど衣服の丈が短くて手足や膝が見えていること、そのさま」「頭が完全にはげていること、そのさま」という意味になっています。
全く違う2つの意味を持っていますが、これは本来の由来からきている意味と、語感から後づけでつけられた意味という側面を持つためです。
ちなみに、方言と思っている方もいるかもしれませんが、全国的に使われている言葉となっており特定の地域で使われる方言ではないようです。
つんつるてんの由来
つんつるてんの由来として有力視されているのは、丈が短いズボン(袴)は正しい寸法よりも上にあがることから、寸法が天に釣り上がる=寸釣天(すんつるてん)からきているという説とされています。
ということで、本来の意味は「丈が短くて手足が見えている」の方となり、「はげている」という意味は語感からくるイメージで後づけされた意味のようです。
さらに、つんつるてんを「無一文」という意味で使う場合もありますが、これは完全にはげているという意味を「何もない状態」と転化して使い始めたと言われています。
つんつるてんの使い方・例文
- 死語となってしまったが、つんつるてんは幼少の頃を思い出す懐かしい言葉の一つだ。