こてんぱん
「こてんぱん」という言葉について解説します。
みなさんは「こてんぱんにする」「こてんぱんにやられる」といった言い回しを見聞きしたことはあるでしょうか。
若い人の中には初耳という方も少なくないかもしれませんが、ここではこの「こてんぱん」という言葉について意味や使い方などを紹介していきます。
改めて見ると少し不思議な語感を持ったこの言葉をきちんと把握してみましょう。
ぜひ最後までご覧になってみてください。

こてんぱん・コテンパンの意味とは
こてんぱん・コテンパンとは「ぼろくそに負ける」「徹底的に打ちのめされる」という意味の言葉となっています。
ということで、先述のこてんぱんにするは「徹底的に打ちのめす」。こてんぱんにやられるは「ぼろくそにやられて負ける」という意味になります。
言葉の見た目や響きの割にはけっこう重たい意味ではないでしょうか。
面白い語感がある言葉ですが、これは「徹底的、いやというほど」という意味を含んでいる「こてんこてん」「こってこて」「こってり」という言い回しから派生したものと言われています。
そう言われると納得がいく気がしますし、日本語には色々な響きがあると改めて思いますよね。
こてんぱんの使い方・例文
- 久しぶりのパチンコを楽しみにして行ったらこてんぱんにやられて、二度とやらないと誓った。
- アマチュアボクシングの試合で、こてんぱんにされた方が判定で勝つという不思議な状況があった。
- 将棋では全部の駒を取られてこてんぱんにやられることを「全駒される」というが、その前に投了するのがマナーとなっている。