犬死に
「犬死に」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「犬死に」という言葉は、日常生活ではあまり使う機会がないかもしれません。
よく、戦争を描いたドラマや映画などの作品中で使用されることが多い言葉です。
使い方としては「志半ばの若者達を犬死にさせてはいけない。」といった表現になります。
なかなか使う場面が少ない言葉ですが、この機会に「犬死に」について詳しく知っていきましょう。
犬死にの意味とは
犬死に(いぬじに)とは「何の役にも立たない無駄な死に方をすること。無駄死に。」という意味になります。
使い方としては「志半ばの若者を犬死にさせるな。」や「決して犬死にさせてはいけない。」といった表現になります。
また、似た言葉に「無駄死に」があります。
この「無駄死に」と「犬死に」の使い分け方としては、「無駄死に」が「単純に無駄な死を遂げる。」を意味することに対して、「犬死に」は「目的の為に命を落としたが、結果的に成果を得ることができず、その死が無駄になってしまった。」という意味合いになります。
犬死にを使った文章・例文
- 戦争で敵国の兵士を倒すという成果を上げられず、死んでいった彼を犬死にと言っては可哀想だ。
- いくら国のためだからといって、前途ある若者を犬死にさせることなどあってはならない。
- 無駄死にと犬死には、似ているようでニュアンスに大きな違いがある。
- 災害の現場へ救護に向かう途中で殉職したレスキュー隊員の死を犬死になどと言ってはいけない。